日本のどこか。
穏やかな街の一角に
日和荘は建っている。
ここではものづくりに向き合う人々が
やわらかに支え合いながら暮らしている。
部屋からつながるアトリエは
移ろう時間を静かに紡ぐ。
建物の中央には
自然と人が集まる広間がある。
誰かが淹れたコーヒーの香りが漂うと
外から立ち寄る人をもいざない
馴染んだカップは温もりをたたえ物語る。
ものを作り、使い、暮らす。
それぞれの営みが同じ場所で重なる。
降っても晴れても
ゆく日は流れて
なんてことのない暮らしでも
かけがえのない毎日が巡る。
日常からものが生まれて
生まれたものが日常を彩る。
無理なく素朴で健やかな
日和荘という器を通して。


